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いは業界標準化団体が示している次の条件を参考として当面の作業を進めることとした。
標準を作成する前に、特許権の所有者から次のいずれかの条件が確認されること。
・特許の権利を放棄する。
・差別なく適正な条件で使用許諾を行う。
(5)経済的観点
VDLを採用する場合の経済的な評価は困難であるが、導入及び運用シナリオを作成するためには必要であり、システム全体の検討を含め行う必要がある事が確認された。
(6)VHF導入シナリオ
世界レベルでいつ、どこで、どのように将来のVHFシステムを整備していくかについて、WG−Dで検討することとなった。
(7)欧州のATC統合計画
ユーロコントロールが作成中のデータリンク導入計画案について、次の説明があった。
(a)ステップ1(1996〜2000)
可能なアプリケーションとしては、以下の内容をACARSにて実施する。
・出発クリアランス
・洋上クリアランス
・自動空港情報サービス(ATIS)
(b)ステップ2(2000〜2005)
可能なアプリケーションとしては、以下の内容をVDLモード2とし、そのバックアップシステムとしてSSRモードSとVDLモード4、または衛星により行う。
・管制官とパイロット間のデータリンク(CPDLC)
・機上パラメータの自動ダウンリンク(ADAP)
・ディジタル飛行情報サービス(DFIS)
・コンテキスト管理アプリケーション(CMA)
・自動従属監視(ADS)

 

 

 

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